双林寺について

双林寺の御縁起(由来)

双林寺の開山は、遠く奈良時代まで遡ります。その縁起は、第四十六代孝謙天皇(女帝)が重い病を患い、医薬祈祷の効なく伏せられていました。天皇は大史に命じ、有名な卜者に占わせました。占いによると、奥州の野に大杉があり、その木の精が原因で天皇は病を患い、大杉を伐らないと病平癒に向かわないとのことでした。早速勅使を奥州に派遣し、大杉を探させましたところ、築館の小高い丘(薬師山)に昼でも夜のごとく辺り一面に影を落とし、天高く聳えている大杉を発見し、占いの通り伐りました。不思議な事に大杉を伐った日から天皇の病気は平癒に向かわれ元気な御体になりました。
天皇は大杉の霊験に感じ入り、大杉を伐った跡に、病を救ってくださる薬師瑠璃光如来を御本尊とした仏堂一宇を天平宝字元年(西暦七五七年)に建立し、天皇安泰、天下泰平、万民豊福の勅願霊場としました。 その五十年後、嵯峨天皇は伽藍四十八坊を建立し、天台宗醫導山興福寺と号し、比叡山延暦寺の末寺として約八百年法灯は守られてきました。しかし、度重なる火災や無住職の時代が続き、荒廃の一途をたどり、今から約四百年前伊達藩が寺を再興し、曹洞宗医王山双林寺と改めました。爾来、明治初年まで伊達藩が双林寺を守り、祭事を執行警護して来ました。

境内施設のご案内

本堂回忌供養・葬儀等の供養全般を行います。バリアフリー・椅子席です。
双王閣お通夜・法事会食・御詠歌・会議・ヨガ教室等、多目的にご利用頂いております。バリアフリー・エレベーター完備
薬師堂各種祈祷、薬師祭り、元旦餅まき、初詣の会場になります。建物の詳細に関しては文化財のページもご覧ください。
位牌堂檀家様の先祖代々の御位牌お預かりしています。
坐禅堂曹洞宗認可参禅道場です。坐禅を体験したい方は、お問い合わせください。
収蔵庫薬師瑠璃光如来坐像をはじめとする文化財が収められています。詳しくは文化財のページをご覧ください。

年中行事

1月元旦餅まき(1日午前0時), 初詣(1~3日), どんと祭(14日)
2月涅槃会(15日) 涅槃会とは?
3月春彼岸
4月降誕会(8日) 降誕会とは? , 桜祭り
5月御開帳(8~9日) , 春の築館互市(8~9日)
8月施食供養, 初盆供養, 平和の鐘・戦没者供養(15日 正午)
9月秋彼岸 秋彼岸について −『お寺の日記』より
10月秋の築館互市(8~9日)
11月薬師まつり(3日), 七五三(15日)
12月成道会(8日) 成道会とは?
薬師まつり