花まつり

寒さも和らぎ、段々と春の陽気を感じられる日が増えて参りました。薬師山の桜も間もなく満開を迎えそうです。
少人数で、密を避け、感染症対策を講じたうえでお花見を楽しんでいただけたらと思います。
さて、4月8日はお釈迦様の誕生日です。降誕会(ごうたんえ)、灌仏会(かんぶつえ)、花まつり等と言われます。
日本はもちろん、世界中の仏教国で行われているお祭りです。
日本においては仏教伝来直後の7世紀より花まつりが行われてきました。
それでは具体的にどんなことをしてお祝いするのでしょうか?多くの寺院では、お堂の中央に花御堂というお盆を置き、その上に「誕生仏」というお釈迦様がの生まれた時のお姿をかたどった象を置きます。そして花御堂を甘茶で満たし、それをかけてお祝いいたします。
誕生仏はお釈迦様が生まれてすぐに7歩歩き、右手で天を左手で地を指さしながら「天上天下唯我独尊」と口にされたという伝説をあらわした像になります。
天上天下唯我独尊とは、この世界の全ての命は、私の命と同じく全て尊いという意味です。
双林寺では例年ですと花御堂を設置して皆様にもお祝いの甘茶をかけていただいておりましたが、時節柄今年も見合わせとさせていただきます。
早く当たり前の日常が戻ってくることを祈ります。

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