春彼岸

こんにちは。啓蟄を過ぎ少し寒さも和らいできたこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、3月17日から春彼岸に入ります。ご存じの通り、彼岸は春分の日、秋分の日を中日に前後3日ずつを合わせた7日間のことを言います。
彼岸とは、サンスクリット語(古いインドの言葉)の「パーラミーター」に由来します。漢字に直すと「波羅蜜」となります。意味は修行の完成、悟りに至るとなります。
つまり彼岸とは修行の完成または悟りに至るため修行に打ち込む期間と言えると思います。
しかしながら修行の完成や悟りへの到達と言うのは少し大げさに聞こえないでしょうか?
ことわざに暑さ寒さも彼岸までというものがあります。春、秋ともに季節の変わり目がちょうど彼岸の時期になります。体調を崩しやすい時期でもありますね。ですから私はこの時期を、新しい季節を迎えるために今一度自分の生活を見直すときなのかなと考えております。
ご先祖様方の願いは今を生きる私たちの健康で穏やかな生活だと思います。私たちが体と心をしっかり整えることは回り回ってご先祖様の供養に繋がるのではないでしょうか。
お彼岸中は普段よりも人に感謝をしたり、人のために何かをしてあげたり、穏やかな心で物事にあたったりなど、簡単なことから始めてみるといいかもしれません。
新しい季節を皆様とともに迎えられることを願っております。
双林寺では感染症対策をしたうえで、皆様のお参りをお待ちしております。

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