秋彼岸
お世話様です。
今年も秋の彼岸の時期となりました。寒さ暑さも彼岸までといいますが、彼岸の入り日である本日19日はまだ暑いですね。
さて、彼岸とはどのようなものなのでしょうか。
彼岸の始まりはここ日本なんです。
806年、早良親王(さわらしんのう)の霊魂を鎮めるために春と秋にそれぞれ7日間行われた法要が初めと言われています。
時代が進むにつれて、この7日間は善根功徳(ぜんこんくどく)を積み、お墓やお寺をお参りする時期となっていきました。
ちなみにこの間に行う良いおこない(善根功徳)は、
布施(ふせ)人のために何かをすること
持戒(じかい)自分を律して悪いことをしない
忍辱(にんにく)辛いことや大変なことがあっても耐えて克服すること
精進(しょうじん)目標に向かって少しづつ努力をすること
禅定(ぜんじょう)穏やかな心で生活すること
智慧(ちえ)正しい考え方で、物事を理解すること
以上の6点です。仏教の言葉では六波羅蜜(ろくはらみつ)と言います。
1日ひとつずつでも六波羅蜜を実践し、心も体も健康になりたいところです。
彼岸は春、秋ともに季節の変わり目にあります。もしかしたら新しい季節を迎える前に今一度自分自身を見直すことが大事だということかもしれませんね。
今を生きている我々が健やかに、幸福に生活することは我々を見守って下さっているご先祖様の安心でもあります。我々の健康、幸福が回り回ってご先祖様の供養に繋がります。
これから寒くなるにつれ、新型肺炎に加えてインフルエンザなど感染症も出てきますね。今まで以上に手洗いうがい消毒の徹底、3密の回避などでしっかり予防しましょう。
コロナに喝!
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